2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

はつまいり

二月中旬といえば空は暗く海は怒涛に囲まれて、いやが上にも寂しさをつのらせる様な景色は最も日本海らしく、つまり隠岐島らしい季節でもある。普段ならなるべく早くコタツに潜り込みたい時季に、焼火山の中腹では真っ昼間から飲めや歌えの宴会が始まる。そ…

身びいきの伝承

(03.3.11) 隠岐島島前、特に西ノ島では祭の事触れは神楽の音から始まる。自分たちの祭なのだから当然、日程も頭には入っていようが、ごく一般的な島人には音によって初めて祭に気付く次第である。別に不信心でもスケジュールに疎い訳でもないが、どうしても…

祈祷の神楽

(03.3.11) 島前神楽は現在、島前地区の有志によって保存会組織として伝承されている。しかし、この保存会は昭和五〇年以降の流れであり、以前は社家によって支えられていた。社家はもともとは神主家とは異なり、神楽を生業とする特別な家筋であった。今でこ…

島前神楽のあらまし

(03.3.11) 島根県の沖あいにある隠岐島、西ノ島では七月中旬から末にかけて各集落毎に例大祭が執り行われる。これらの夏祭りでは隔年毎に大祭(おおまつり)小祭(こまつり)と称して、大祭では神輿渡御が欠かされず行われている。その大祭では神輿渡御に加…

島前神楽歌詞

島前神楽、番組 神楽歌より 1 寄せ楽 エぬさーたつーる、エナーエエーェェエ 、ここーもーォォォ 、たかーまーのーォ 、 はら なれェ エー 、ばァ エーヤアエー 、 エあつまーァりたま 、えエーエエーヤエーエエ、よもーのかーァァ 、みーがァァ みィ、 ちはやぶる 神代…

神楽の時

(99.9.24) 島根県の沖合いにある隠岐島、西ノ島では七月中旬から末にかけて各集落毎に例大祭が執り行われる。集落の大小によっても異なるが、これらの夏祭りでは隔年毎に大祭(おおまつり)小祭(こまつり)と称して、大祭では神輿渡御が欠かされず行われて…